単胎妊娠と多胎妊娠のときの違い

私は1回目の妊娠で女の子1人を妊娠し、その二年半後今度は現在双子を妊娠しています。今回はその単胎妊娠(お腹の中に1人の状態)と多胎妊娠(お腹の中に2人以上の状態)のときの違いについて、実体験のお話をしようと思います。あくまで私自身のことですので、絶対にこうなる訳ではないです。人それぞれの状態があると思いますので、こんなことがあったんだと思うくらいに読んでいただけると幸いです。
1回目と2回目の妊娠した時の私の状況
最初の1人目の妊娠は自然妊娠です。そして、2回目の双子妊娠も自然妊娠でした。双子を妊娠する人って、家系に双子の人がいたり、不妊治療してる人、35歳以上の高齢出産になる人などがなるのが多いと思っていたので、まさか私が双子を妊娠を妊娠するなんて120%思ってもいませんでした。
双子の妊娠確率は100人に1人で1%と言われていて、更に自然妊娠での双子となると0.6%の確率だそうです。でも近年少子化ではあるけれど双子確率は増えているようで、実際私が入院した市民病院では同時期に私含めて4人も双子妊婦がいたので、とても多くなっているんだなと思いました。しかも4人中3人は自然妊娠でした(そして二卵性)。もう調べた情報全くあてになりませんね(笑
また、1人目の時は産婦人科のクリニックで出産しましたが、双子と発覚してすぐに市民病院へ紹介され、その次からの検診から出産まで市民病院ですることになりました。更に1人目は普通分娩で出産でしたが、双子は市民病院の検診があってすぐに帝王切開での出産になりますと言われました。
マイナートラブルについて
妊娠すると必ず何らかのトラブルありますよね。1人と2人とでどんな感じだったか書いていきます。
起こったトラブルの種類
単胎妊娠
- 食べづわり
- 貧血気味
- 妊娠線
- 頻尿
- 眠気・寝不足
- 便秘
多胎妊娠
- 食べづわり
- 貧血気味
- 妊娠線
- 頻尿・尿漏れ
- 眠気・寝不足
- 便秘
- 腰痛
- 不正出血
- 鼻血
- 風邪→悪化し中耳炎手前→蓄膿症
トラブルの程度
全体的に多胎妊娠のほうが重かった印象です。いくつか比較し、多胎妊娠の時にでた症状についても説明します。
食べづわり
両方とも食べづわりで、お腹がすくと気持ち悪くなりました。夕食後から朝までが食べない時間が長いせいで、朝起きた時が一番気持ち悪かったです。単胎妊娠の時はとりあえず食べていれば大丈夫だったのですが、多胎妊娠の時は食べても気持ち悪い時もあり、更に朝方吐いてしまうこともありました。
貧血気味
この症状は、普段の生活で貧血を感じた(ふらついたりめまいなど)わけではないのですが、どちらも病院での採血で鉄少ないという診断で薬を処方されました。これに関してはあまり差は無かったです。副作用で便が黒くなったり、便秘になりますくなったりしました。
頻尿・尿漏れ
お腹が大きくなってくると膀胱が圧迫されるので、どちらとも妊娠前よりトイレに行く回数が増えました。でも多胎妊娠のときは更に尿漏れが酷いなと感じました。くしゃみや咳をするとその腹圧で漏れてしまうことがしばしば・・・
ここからは多胎妊娠のときだけに起こったことです。
不正出血
双子3か月の頃、突然鮮血の不正出血があり、病院に行きました。絨毛膜下血種だったらしく、子宮と胎児がくっつくところで出血が起こっているようで、そのくっつく作業がうまくいっていないとの説明でした。一般的にはよくある症状のようで、沢山出血していなければデスクワークくらいはしてよいと言われ、そこまで酷くなかったので止血剤を飲みながら仕事には行っていました。幸いそれで状態は良くなったのでよかったです。
腰痛
産休に入るまで仕事をしていましたが、仕事柄座っている時間が長いせいか、とても腰が痛くなり座っているのがしんどいことがありました。単胎妊娠の時も同じように仕事をしていましたが、そんなに痛くなりませんでした。
鼻血
朝起きて、なにか鼻から垂れてきたな鼻水かなと思ってティッシュで拭いたら血でした・・・!いきなり鼻血がでたのです。ティッシュを詰めても最初なかなか止まらずでしたが10分くらいしたらだいぶおさまりました。鼻血なんて普段出ないので、びっくりでした。でも鼻をかむと血が混じることはあって、妊娠中は血管が拡張されるようなので、血も出やすいみたいです。
風邪→悪化して中耳炎手前の蓄膿症
これは多胎妊娠のせいというよりも、長女が保育園に通っていたことによるものです。保育園からもらってきたであろう長女の風邪(咳鼻水)が私にうつりました。普段なら少しの風邪ならうつることもないのですが、妊娠中の免疫が低い状態のせいかうつってしまい、更にそれが悪化して咳鼻水+淡・鼻づまりが酷くなりました。そして鼻をかみすぎて耳が痛くなりました。耳鼻科でみてもらうと中耳炎寸前だったようで、鼻は蓄膿症になっているといわれました。妊婦でも使える抗生剤を出してくれたので、飲んだら1週間ほどでよくなりましたが、なんだかんだ2か月くらい風邪になってから完治するまでかかりました。
妊娠によるものがすべての原因ではないにしろ、多胎妊娠の時の方がトラブルの数も程度も大きかったです。そもそもお腹に2人いることが体にとっては異常なことではあるので、いろんなトラブルが起こるのは納得できます。しかし辛かったです・・・。
お腹の大きさと胎動について
お腹の大きさ
当たり前ですが、お腹に倍の数の胎児がいるので、単胎妊娠のときよりお腹が大きくなりました。いつから差を感じたかというと、4か月頃です。「もうこんなにお腹で出てる!?」とお腹の大きなるスピードにびっくりしました。日に日に大きくなるお腹をみて、どんどん普段来ていた服がきつくなり、マタニティ用の服を早々に買いました。
妊娠線ができて少しお見苦しいですが、単胎妊娠と多胎妊娠の時のお腹の写真です。これは同じ9か月頃の33~34週くらいの写真なのですが、大きさが違うのがわかりますよね。


胎動
1人目の長女のときは、今ここで動いたなと一つの生命を感じていましたが、双子になると右と左でお祭り騒ぎでした。更にお腹の中での胎動の幅も広く、すごーく下の奥の方で一定間隔でポコ・ポコとしゃっくりしてるなーと思ったら、胸のすぐ下くらいのところでうに~っと手足を動かしていたり、そういうのが同時に起こっていました。夜寝る時が一番活発に動いてきて、二人でうにうにボコボコしているので全然寝付けませんでした。
2回とも切迫気味で安静状態
妊娠後期になり、私は二回とも子宮頚管が短いので安静にするようにと医者から言われました。しかし安静度合いが異なりました。
◆単胎妊娠の時
妊娠8か月の時に自宅安静と言われ、産休より半月ほどまえから仕事を休むことになりました。そこから1か月半実家に帰り自宅安静をしたのち、正期産の週数になったので自宅に戻り、38週に長女を出産しました。
◆多胎妊娠の時
同じく妊娠8か月頃の時に自宅安静と言われ、双子の場合は出産の三か月前から産休に入れるので、既に産休ではありましたが、同じように実家に帰り三週間ほど過ごしていました。その後検診で更に子宮頚管が短くなっている(妊娠8か月後半で2センチあるかないか)ので、入院した方がいいといわれ、そこから1か月の間管理入院することになりました。
長女の時も安静指示が出たので、今回もなるかなぁとは思っていたのですが、やはりなってしまい、安静指示は同時期でしたが、そこからの症状の進行が双子は早かったです。実際入院になって、9か月半ばで子宮頚管は1センチくらいになり、先生からはあとはお腹のキャパの問題で、双子だからしょうがないと言われました。
まとめ
多胎妊娠は出産するリスクが単胎妊娠のときより高いだけあって、日常的なトラブルもたくさんありました。でもそういうのも含め、またお腹の大きさや胎動の多さなど、単胎妊娠と多胎妊娠どちらも経験できることはなかなかないことなので、貴重な経験ができたと思います。ここまでご拝読いただきありがとうございました。