妊娠中の入院生活ってどんな感じ?

私は双子を妊娠し、妊娠八か月頃に子宮頚管が短くなり切迫気味とのことで、検診後そのまま帝王切開予定日までの約1か月入院になりました。今回はその入院生活について、どんな感じの一日を過ごしているのかという内容です(市民病院でのお話です)。病院によって違いがあるとは思いますが、一日の流れなどイメージとして読んでもらえたらと思います。
①入院前~入院0日目
病院は広いため、それぞれの検査の場所まで車椅子で移動しました。エックス線って妊娠中の検査大丈夫なのかと思っていたら、「赤ちゃんに当たらないように後ろに板置きますね」と言って検査していました。
トイレと洗面台がついている少し広めの個室に案内されました。
胎児の心拍と母親のお腹の張りを、お腹に機械を付けて確認するものです。40分くらい仰向けでやってました。その間にスタッフの方から色々な問診を受けました。
この日の病院食は終わっていたので、夫に病院内のコンビニでお弁当を買ってきてもらいました。
入院についての説明があり、まず安静度表をくれました。これは、どのくらい歩行していいのか、シャワーは週に何回できるか、食事は座ってしていいかなどが記載された表です。それに基づきどのように生活していいか基準が決まります。あとは担当の先生から挨拶がありました。
0日目はこんな感じです。入院の準備はしておいてと事前に言われていたので、この日から入院になる覚悟はしていました。でも入院なんて長女の産後5日ほどしかしたことがなかったので、生活が一変という感じです。
②入院1日目
一応1日のスケジュールが書いてあるものがあって、6:00起床・検温となっていたので一度その時間にアラームかけて起きたのですが、来ないので2度寝しました(笑)
これは毎朝聞かれることです。特にお通じがないとなると、便秘はお腹の張りなどにもよくないので、確認をして場合によっては薬を処方してくれたりします。あとはお腹の張りや出血、足のむくみはないかなど確認をされます。
胎児の心臓が動いているか確認してくれます。
まずお茶をくみに来てくれます。その後朝ごはんを持ってきてくれ、30分~40分後くらいに下げに来てくれます。
朝は毎回牛乳が付くようです。

シャワーのない日は体を拭くタオルをくれるので、それで自分で体を拭きます。背中は言えば拭いてくれたりします。
熱と血圧を測ります。これは毎日午前中のどこかでやっていました。
ほぼ毎日清掃の方が来られ、ごみの回収と床・トイレ・洗面台の掃除をしてくれます。
薬剤師の方が挨拶と、今飲んでる薬で困ったことはないかなどに確認に来てくれました。
そんなこんなであっという間にお昼ごはんの時間が来て、お茶とご飯が出されました。

ご飯の食べれた量、薬を飲んだか、お腹の張り、胎動があるかの確認
入院費のことや、限度額認定証制度のことなど、これからかかる費用について説明してくれました。最終的に退院するときに合計して出産育児一時金から引かれるそうです。具体的な金額はその時にならないと分からないので、また分かったらレポートしようと思います。
挨拶に来られ、入退院支援計画書というものをくれました。何か困ったことがあればサポートしてくれるようです。後で小児科の先生と、心理カウンセラーの先生の紹介もありました。
午後2時~19時の間は面会ができる時間となっており、まだ感染症対策で来れるのは家族・親族のみの1日30分3人まででした。マスク着用必須で、熱や風症状がないことが条件です。3歳娘はここで初めてマスクデビューしました。
私は特に妊娠高血圧症候群や糖尿病などなく、食事制限はなかったので、差し入れでフルーツやおやつを持ってきてもらいました。
お茶を入れてくれる方が食事が出る一時間前にお茶を入れてくれました(早い)でも入れてくれるお茶は熱々なので、今の季節なら時間が経ってる方が、冷めてて良いです。

ご飯の食べれた量、薬を飲んだか、お腹の張り、胎動があるかの確認
担当の先生が、手術同意書と輸血同意書を持ってきて内容を説明してくれました。帝王切開は「手術」になるため、それなりのリスクがあるので同意書にサインが必要になります。
病院の電気が消えるので、部屋の電気消して寝ます。
入院1日目でした。流石に入院したばかりなのでか、たくさんの人が出入りしていた1日でした。一度入院となると、これだけ大勢のスタッフが関わってくるのだなと、病院の連携体制がすごいと感じました。
入院中にしたこと
そのほか入院中病院でしたことについてまとめました。
- 先生による診察
週1で内診とお腹のエコーをします。先生が忙しいので、前日に明日検診しますと言いに来てくれ、当日は先生の空いた時間での診察となるので、夜ご飯食べた後だったり、昼頃だったり時間はまちまちでした。この診察で子宮頚管の長さや胎児の大きさ・心拍確認、その後の過ごし方や薬についてなど指示があります。
- マッスルプログラム
なるべく安静にとは言っても、動かないと筋肉・体力が低下してしまい、産前産後のトラブル(便秘・尿漏れ・腰痛・血栓症など)も起こりやすくなります。その予防のための手足の運動です。毎日昼と夜できるときにやってみてねと言われ、できる限りで体を動かしていました。
- シーツ交換
毎週1回ベットのシーツを交換してくれます。
- 採血
週1で朝の6時半頃にいきなり採血でした。私はずっと貧血気味の数値だったので、鉄剤を処方されていました。
- 妊婦検診
担当医の診察とは別に、2週間に1回採尿・体重・子宮底長・腹囲を測定します。
- 出産後に向けての準備のサポート
入院期間中時間があるときに、出産後についての知識を教えてくれるものです。例えば、私は双子出産なので低体重で生まれる確率が高く、そうなったときに赤ちゃんは新生児医療センターへ移され一定期間NICUで管理されることになるので、それについての話が聞けたり、早産で生まれた子の本があってそれを読んだり、産後の病棟の見学ができたりなど色々と教えてもらうことができました。
私は経産婦なので省略しましたが、抱っこの練習やオムツ・着替えの練習、産後の赤ちゃんとの生活についての話など、初産の人に役立つ項目もありました。
双子会
私が入院しているとき、同じ病棟に私含め4人も双子の妊婦さんがいて、さらに週数もほとんど同じらしく、なかなか珍しいことなので、一度交流会を開こうということになり、双子の妊婦同士でお話しする機会がありました。
外部での双子交流会についてや、産後ケアについてなど、あとはみんな帝王切開初めてなので、「怖いね・・・!」と話していました。なかなかコミュニケーションは得意な方ではないですが、周りに同じ世代の双子の人はなかなか居なかったので、少しでもお話ができてよかったです。
1人の時間の過ごし方
入院中は回診や検査など時々やることはありますが、面会も30分なのでやはり1人の時間が多くなります。その時に何をして過ごしていたのかを紹介します。
- ブログ更新
のんびりですが、ブログを書いて更新していました。まだ始めたばかりで慣れない部分も多く、更に院内Wi-Fiでやろうとしたら、サイトが開けなかったり、キーボードが機能しなくなったりと問題もあったのですが、なんとか書けるようになってよかったです。ただ、完全に横になりながらはちょっと難しかったので、お腹の様子見ながら休んだりして書いてました。
- お絵描き
iPadも持っていき、ブログ用の育児漫画を描いたり、五月で母の日があったのでお花の絵を描いたり、あとは新しくインスタのアイコン描いてみたりしていました。
- マッスルプログラム
これは上記の”入院中したこと”で書いたものですが、体を動かせるときにやっていました。
- 音楽を聴く
Spotifyで今聴きたいプレイリストを作って聴いていました。ちなみにこの時よく聴いていたのはサカナクションの「怪獣」です。もともと好きなアーティストですが、アマプラで「チ。」を見てたら主題歌で流れてきてハマってしまいました。
- その日のことを書き出す
その日の出来事、検診の結果やあったことを記録用にメモしていました。
- ひたすら寝る
夜胎動がひどくて寝付けないこともしばしばあり、その時は日中眠たくなるので寝ていました。寝不足もお腹の張りによくないようです。
- スマホ
1番横になってできるものはやはりスマホなので、この時間が結構長くなってました(座ってたりするとお腹張ってきます。)。SNS見たり、調べ物をしたり、以前からやっていたソシャゲをやったり、ご飯の時にアマプラで動画をみたり、漫画を読んだり・・・スマホ1つでほんと何でもできてしまいますね(汗)
他にも単発的に、退院してから食べたいものを考えたり、よくある「死ぬまでにやりたい100のこと」を書き出してみたり、ChatGPTと会話したり、なんとなく漢字検定の過去問やってみたり・・・(何故)
入院になる前は、自宅安静期間もありましたが、娘もいるのでこんなに1人の時間はありませんでした。入院中頻繁に面会に来てくれましたが、時間も短いので少し寂しくなったりしてしまいます。でも1人でゆっくりできる時間はもう今しかないなと思い、動ける範囲でしたいことをして、安静第一でのんびりと過ごしました。そしてその間娘を見てくれている夫や両家の母には感謝しかありません。
まとめ
入院生活について大体こんな感じというイメージは湧いたでしょうか?1週間くらいすると、入院生活のルーティンにも慣れてきました。私は子宮頚管が短い以外、薬の副作用で息苦しさやほてり、便秘などはありましたが、安静にしていれば体調的には辛くなかったので1人の時間を使って色々とすることができました。結構時間があると思いますので、入院中でもできる趣味のものなど持っていくと入院生活がより充実するかもしれません。
また、別の記事で入院生活に必要なものを書いていますのでよかったら、そちらも読んでみてください。
